「長い休みには旅行に出掛ける」という人も、お盆や正月などには、おじいちゃんやおばあちゃんが暮らす実家で過ごすことが多いのではないでしょうか? 自分よりもはるかに長い年月を生きてきたおじいちゃん・おばあちゃんの家には、過ごしてきた日々を物語るさまざまなグッズが置かれています。「おじいちゃん・おばあちゃんの家にあるものランキング」で総合1位に入ったのは《先祖の写真》。こうした写真は自分が誰かの血を受け継いでいる存在なのだということを強く感じさせてくれます。若い世代では、先祖の写真を飾るという習慣も無くなりつつあるようですが、ぜひとも残していきたいものですよね。2位から4位までを占めた《日本人形》、《木彫りの熊》、《こけし人形》も、おじいちゃん・おばあちゃんの家にある定番グッズ。定年後には夫婦で旅行するという方も多いですが、旅行先の思い出に……と、ついついこうした民芸品を購入してしまうのでしょうか? ちなみに、3位の《木彫りの熊》の発祥地は北海道の 八雲町。尾張徳川家の第19代当主である 徳川義親が、スイスから持ち帰った《木彫りの熊》を八雲町の “徳川農場”で冬場の副業として作るように勧めたのが始まりだそうです。
 《ハエたたき》や《ガラスの重い灰皿》に阻まれて思いのほか伸び悩んだのが、総合9位、 男性のランキング女性のランキングでいずれも10位にとどまった《黒電話》。ほんの十数年前にはまだまだ一般家庭で目にする機械も多かった《黒電話》ですが、1985年の 日本電信電話公社(現NTT)民営化と同時に実施された端末設備の自由化により、その姿を見る機会は少なくなっています。
 若い世代の家庭からは姿を消してしまった懐かしいグッズの数々に触れられるおじいちゃん・おばあちゃんの家——。私たちがおじいちゃん・おばあちゃんになった時、《木彫りの熊》や《黒電話》の代わりに置かれているものは果たして何のでしょうか——?