秋は読書の季節。活字離れが叫ばれて久しいですが、まだまだ電車や公園のベンチなどで、本を手に読書を楽しんでいる姿を見かける機会は多いですよね。一口に本といってもジャンルはさまざまですが、根強い人気を持つのがミステリー小説。今回は、「新本格派ミステリー」に分類される世代の作家が手がけたシリーズものの小説に注目してみました。

 新本格派ミステリー作家のシリーズ作品でも特に人気が高いのが《探偵ガリレオシリーズ》。2位にも《加賀恭一郎シリーズ》がランク・インするなど、東野圭吾作品が強さを見せつけました。東野圭吾は技術者出身の作家ということでも有名ですが、その経験と知識を生かしたロジカルな推理で主人公が謎を解明していく展開はみごとのひと言。ミステリーがちょっと苦手だと言う人にもお薦めです。

 この東野圭吾に劣らぬ人気を誇る新本格派ミステリー作家といえば、やはり京極夏彦をおいてほかにありません。《百鬼夜行シリーズ》からはじまり《江戸怪談シリーズ》、《巷説百物語シリーズ》まで、実に3つのシリーズ作品が上位にランク・インしています。京極夏彦作品といえば、オカルトの要素をふんだんに盛り込みながらもトリックに関してはかなりの本格派。作品のボリュームもかなりのものなので、秋の夜長にどっぷりとミステリーに浸りたいなら、ぜひ押さえておきたいですよね。

 6位以下も森博嗣の《スカイ・クロラ シリーズ》や有栖川有栖の《作家アリスシリーズ》など魅力的なシリーズ作品がランク・インしていますが、いずれも練り込まれたトリックで時間を忘れて読みふけってしまうのは間違いありません。くれぐれも電車を乗り過ごしたり、明け方まで読み続けて遅刻をしたりしないよう気をつけてくださいね。