人物の特徴を表現する際に加虐的なタイプを「S」と、被虐的なタイプを「M」という言葉で表す事があるのは皆さんもご存じですよね。もともとは性的な嗜好(しこう)を指す言葉ですが、最近ではもう少し広い意味で使われることが多いようです。

 「この人、Mかも?」と思う事が多いのは、《いじられたがり》の人。仲間内で会話をしている時に「あんた、バカぁ?」と自分の事をいじられると何だかうれしそうにしている人って確かに多いですよね。このタイプには同時に《怒られたがり》である人も多いようですが、どちらも誰かから気にかけられていないと自分の存在を確認できない《かまってほしがり》なのかもしれません。

 「これは明らかにMでは?」と感じるのは《ダメ男好き》。女性にだらしなかったり、お金にだらしなかったりする男性は、普通なら「どうしてこんな男とつきあうの?」と思うところです。しかし、不思議とそんな男性から「この人には私がいないとダメなの」と離れられない女性が少なくないようですね。「ダメな男性に依存される事に自分の存在価値を見いだす女性」のような状態を指す「共依存」という言葉もあるようですが、こうした依存関係はあまり良い結果をもたらすとは思えないのが正直なところです。

 《すぐに謝る》や《いつもびくびく怯えている》なども、Sの人がついいじめてしまいたくなるようなMのオーラを感じてしまうタイプです。このようなタイプは《いじられたがり》や《かまってほしがり》とは違い、ふとしたきっかけで同タイプの人を責める側に回る事もあるため、本当にMなのかどうか見分けるのがなかなか難しいところですね。