書店で歴史の教科書が月間ベストセラーにランク・インするなど、まだまだ勢いに衰えが見えない「歴史ブーム」。この歴史ブームのきっかけになったと言われているのが、日本史を題材としたゲームや漫画、アニメなどです。最近ではアクションゲーム『戦国BASARA』シリーズのようにゲームが注目されることも多いですが、やはり質・量共に充実しているのは歴史の長い漫画です。

 日本の歴史を扱った数ある漫画作品の中でも、最も多くの人が「これは読んでおくべき!」と挙げたのは《はだしのゲン》でした。広島への原爆投下によって両親や姉妹、弟を亡くした主人公のゲン(中岡元)が仲間たちと共に戦後社会をたくましく生きる姿を描いた作品で、日本の歴史を学ぶ上で意味のある作品として各地の図書館にも置かれています。連載は1985年に終了していますが、今も一般の書店で購入できるため、読んだことがあるという人も多いのではないでしょうか。

 続いてお薦めする人が多かったのが、故・手塚治虫が生涯をかけて取り組んだ《火の鳥(シリーズ)》。古代からはるか未来に至るまでを描いた大長編で、いわゆるファンタジーに属する作品ですが、古墳時代を舞台にした「大和編」や奈良時代を舞台とした「鳳凰編」などでは歴史的な出来事を下敷きにしたと思われるエピソードも描かれています。日本の歴史好きならぜひ読んでおきたいところですね。

 近年話題になった作品といえば、幕末の日本にタイムスリップした脳外科医が主人公の作品《JIN -仁-》も忘れてはいけません。「もし幕末の日本に現代の最新医療技術と知識を持つ人間がいたらどうなるか?」という歴史のIF(イフ)を扱った作品ですが、坂本龍馬勝海舟など歴史上の重要人物たちが生き生きとした姿で描かれており、日本史に詳しくない人たちが興味を持つきっかけになっているという声も聞かれます。2010年現在も『スーパージャンプ』で連載が続けられているので、興味を持った人はチェックしてみてはいかがでしょうか?