厚生労働省が2006年に発表した推計データでは予備群を含めて約1,960万人(40歳〜74歳まで)の該当者がいるとされているメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)。このメタボリックシンドロームは、摂取したカロリーが消費されるカロリーを上回り、脂肪分が蓄積されてしまうのが原因。運動できちんとカロリーを消費しているわけでもないのに《お腹いっぱい食べすぎる》と、メタボリックシンドロームになってしまう可能性がグッと高くなってしまいます。

 たとえ食事の量を控えめにしても、「これは別腹!」と称して《食後のお菓子やデザート》をほおばってしまったり、「小腹が空いたから」と《昼間の間食》を取ってしまっては元も子もありません。また《食べるスピードが速い》人は、食べ物をよく噛まないで飲み込むために消化が悪くなり、血糖値を下げるインシュリンの分泌が進まなくなると言われています。忙しい仕事の合い間などはつい早食いをしてしまいがちですが、せめて食事の時間くらいはゆったりと楽しみたいものですよね。

 食べ方はもちろんですが、何を食べるのかも重要なポイント。特に注意したいのは《炭水化物をたくさんたべる》ことです。炭水化物は体内で消化されると糖分に変わるため、過剰に摂取した分はそのまま肥満の素に大変身。《夜遅い時間の食事》をしてしまうと、睡眠中に体が脂肪を貯蔵しようとするため、肥満の危険度はさらにアップします。お酒を飲んだ帰りにラーメンを食べてすぐに寝てしまう、なんて事はくれぐれもしないよう注意したいですね。

 近年では「低炭水化物ダイエット」などが人気となっていますが、こうしたダイエットも極端に摂取量を制限するといろいろと問題が起こってくるもの。やはり肥満防止のためには、日ごろからバランスのよい食事と適度な運動をすることがベストのようですね。