巨匠・宮崎駿監督を擁する「スタジオジブリ」の中でも、劇場向け長編アニメーション作品はいずれも世界中で高い評価を受けている名作ぞろい。魅力的なキャラクターや、夢と冒険にあふれたストーリーに魅了され、「自分が主人公になってスクリーンの中に入り込めたら……」なんて考えてしまうのも無理はないですよね。

 数ある作品の中で最も人気が高かったのは、宮崎駿監督が手がけるジブリ作品としては初めてほかの作者の原作を採用した《魔女の宅急便》でした。魔女として独り立ちをするために故郷を離れた13歳の少女・キキが、さまざまな人と出会い成長していく姿を描いた本作。もし主人公になれば「ほうきに乗って空を飛ぶ」という、魔女ならではの体験ができるのがすてきですよね。キキと共に育った相棒で物語の重要なカギとなる黒猫・ジジと意思の疎通ができるというのも、とても夢のある設定です。

 2位につけたのは、テレビで再放送されるたびに視聴率が20%を超えるという超人気作《となりのトトロ》。主人公は、元気いっぱいの姉妹、草壁サツキ草壁メイです。古き良き昭和の時代をイメージさせる緑豊かな土地で生き生きと暮らす彼女たちを見ているだけでも「自分もあんな土地で暮らしてみたい」と思ってしまいますが、やはり一番「主人公になりたい!」と思わせてくれるのは、タイトルにも使われている「トトロ」を始めとする、森のもののけたちの存在ですよね。もしも主人公になってネコバスに乗れたら……なんて考えるだけでドキドキしてしまいます。

 冒険を体験したいと考えるなら、やはり《天空の城ラピュタ》は外せません。作中での主人公・パズーと空から突然現れた謎多きヒロイン・シータとの出会いに始まり、シータを連れての逃亡劇、空に浮かぶ伝説の飛行要塞「ラピュタ」での戦いと息つく暇もありません。もし自分が主人公になれば、人生の辞書から「退屈」という言葉がきれいに消え去ってしまうのはまちがいありません。明日7月17日からは、人間から隠れて暮らす小人の少女を主人公にした最新作『借りぐらしのアリエッティ』が公開になりますが、小人たちの視点で描かれる世界が私たちにどんなワクワクやドキドキを与えてくれるのか、今から楽しみですね。