地方から進学や就職、転勤を契機に東京へ出てきた時、誰しもがまず驚くのはやはり《家賃が高い》こと。わずかな収納スペースしかないワンルームマンションでも、人気のエリアとなれば月の家賃が10万円を超えるのはあたりまえ。エリアにもよりますが、地方であれば5万円もあればリビング付きの部屋が借りられることを考えれば、何とも異様な値段と言えますね。

 高いのは家賃ばかりではありません。月極駐車場コインパーキングなどの《駐車料金が高い》のも東京ならでは。地方であればワンルームマンションが借りられるような予算でも、都心の月極駐車場を借りようとすればそう簡単には見つかりません。マイカーを都内の1等地に駐車させておきたいために自分が風呂無しの安アパートで暮らす、なんて笑い話まであるのは、なんだか悲しいものを感じてしまいます。

 「何か大きなイベントでもあるの?」と疑うほど多くの人が乗り込む通勤・通学ラッシュ時の《満員電車》に代表されるように、《人が多すぎる》のも東京のおかしなところ。世界に名だたる日本の中心地とはいえ、約1,258万人(2010年3月現在)という人口と1平方キロメートルあたり約5,500人という密度はやはり異常です。地方から出てきて間もない人が人いきれで参ってしまったり、東京を離れる人が移住先としてつい人の少ない地域を選んでしまったりという話はよく耳にしますが、これもうなずける話です。

 地面のほとんどがアスファルトに覆われ、高層ビルが立ち並ぶ都心に出ると《空気が汚い》と感じてしまうのも東京です。実際には都心を少し離れれば豊かな自然を目にすることができますし、大気汚染に少なからぬ影響を与える車への依存度も地方の方が高いはずですが、やはり異常なまでの人の多さと密度がこうした結果につながっているのかもしれませんね。