「したいの?」「もう一回する?」

もー!とにかくやられっぱなしだった2014年のカウントダウンコンサート。なにがって、もうメンバー全員が最高にエロかった。

2013年とは違って、スタートから飛ばすKAT-TUN。メンバーの脱退を受けて、挨拶からはじまった2013年暮れのコンサート。音響なしで4人がそれぞれ冒頭に挨拶をするという異例の幕開けだったことを思えば、今年はのっけからフルスロットル。

2014年7月からスタートした全国ツアー『comeHere』の集大成ということもあって、ファンの熱気も相当なものだったし、年末の二日間に集結するくらいだから、中途半端な気持ちじゃない。そしてなによりメンバーがいつもに増してはしゃいでいたのが印象的。普段はクールな印象が強い亀梨も、怖そうに見える上田も、コンサートの時は別人のようにテンションが高い!

そもそもグループ単独のカウントダウンコンサートというのは、ジャニーズタレントが一同に会するのとはちょっと違って独特の雰囲気がある。日本中から選ばれし4万人が(フツーに応募したのだけれども…)彼らを独占しているような優越感もあるし、それも深夜に集まるという夜這いのような、イケない雰囲気が漂っていて昨年のコンサート以来すっかりハマってしまった。

しかも30日はアリーナ席の通路側。生涯でそう何度もあるものではない幸運を噛み締め、座席の神様に感謝。それと同時に激しく自分を責めた。なんでもっとオシャレしてこなかったんだろうと。なぜ気合を入れなかったんだ……。遠征の手配に気を取られたのも半分、「アリーナでも、どうせ埋もれちゃうだろうし」という油断した自分を激しく呪った。せ、せめて顔くらいは何とかしようということで、久しぶりにアイラインとチークを入れて粧した。


■何度聞いても飽きないセトリと…コンサートで忘年会

アルバムをベースにした大きな流れはこれまでのツアーとほぼ同じ。とはいえ、何度聞いても飽きないというべきか、ずっと聞いていたいと思える楽曲たち。それは可能な限り生歌で挑んでいることもそうだし、衣装にはじまり、一つ一つの表情、首筋を流れる汗、襟足、後ろ姿、指先足の先…等、360度全てがみどころであること。そもそもこんなに病みつきになるのは、メンバーたちが積極的に演出に関わり、自分たちをくぐらせたアイディアとこだわりが詰まっているから、である。だからKAT-TUNのコンサートは濃厚で楽しい。

ツアーも5回ほど入ったので、全体の流れは把握しているものの、時々差し込んでくる新たなプログラムがとにかく斬新だった。

中丸のソロのあとに流れるVTR。ジャパ●ットたかたのパロディ『カトゥネット高丸』もグレードアップ。中丸がかねてからグッズに提案し続けていた、マウスパッドがようやく実現。それをテレビショッピング仕立てで紹介していたが、今回はその続編を披露。

大ヒットを博したマウスパッドで一躍大金持ちになった高丸社長(中丸)。ゴールドの時計や指輪など、随分ギラギラしてる社長に、白髪のサラリーマンに扮した亀梨が新商品の「KAT-TUNトランプ」をプレゼン。社長のヒゲをクシでといてあげるなど、お世話係の上田に、明るく華麗にボケる田口。メンバー総出のコントVTRだ。実はKAT-TUNもここまで弾けるのだ。

またカウントダウンコンサートならではの『KAT-TUN忘年会』では、各自のソロ曲を他のメンバーが歌うというカラオケ大会に。普段は絶対に聞けないことだけに、その歌声はかなり新鮮。映像化を激しく希望!


■キーワードは『H』なコンサート

もう一つ印象的だったことといえば、カウントダウンならではのエロさ。振り付けの中で、股間を触るどころか握る勢いの田口。いつもに増して激しく見えた亀梨の腰つき、上田の鍛えあげられた腹筋も露わになった。中丸はメンバーからお尻を狙われて困惑した表情……。世間的にはKAT-TUNと聞けば不良っぽいイメージを持つ人が多いかも知れないけれど、彼らもアラサー男性。若い頃は爽やかでスポーティな汗だったのが、気がつけばしたたる汗でさえ色気が漂う。

公式フォトブックのクロストークの中で中丸が、「誰かが『ライブはHと同じだ』と言っていた意味がわかりはじめた」とコメント。それは亀梨がずっと前から発言していることでもあり、ファンに声を出してもらって回転速度をあげていく、ライブは一人ではできないことだから、という意味だそう。アルバムそしてツアータイトルでもある『comeHere』のH、KAT-TUNのファンネームhyphenのH、そして深夜に待ち合わせてするライブ……どこまでもHだった。

終演後もなりやまないファンの声に答えたKAT-TUN。

「したいの?」「もう一回する?」

もう絶叫するしかないこの言葉に腰砕け。騒ぎすぎて声が枯れたアンコール。したい、今年もしたい!

(柚月裕実)