クリスマスだけの特別なお茶があるのをご存知ですか?11月ごろから紅茶屋さんには、「クリスマスティー(Christmas Tea)」「ホリデーティー(Holiday Tea)」といったお茶が並びはじめます。多くがクリスマスシーズンの期間限定で、毎年楽しみにしているファンのいるお店も。

クリスマスティーはこれ!といった決まりはなく、欧米でクリスマスに食べられるクリスマスプディングやジンジャークッキー(ジンジャーブレッド)、ミンスパイなどを彷彿させるような、オレンジやりんごなどのフルーツに、クローブ、シナモンなどのスパイス(香辛料)がお茶の葉にブレンドされています。パッケージデザインも各社凝っていて、見ているだけで楽しい気分になります。

毎年いろいろなクリスマスティーが発売されますが、今年はどんなものがあるでしょうか。2014年のクリスマスティーを見てみましょう。

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◆HARNEY & SONS(ハーニー&サンズ)

最近日本でもおしゃれな人たちに人気の、ニューヨークの高級紅茶ブランド「ハーニー&サンズ」。英国の紅茶の伝統をもとに、ジョンハーニーが1983年にニューヨーク郊外にて創業した、ニューヨークの紅茶プランドです。アメリカだけでなく、本場英国の最高級ホテル「ドーチェスター」のハウスティーとして、紅茶界のオスカーといわれる英国の賞を受賞するほどのお店です。

そんな「ハーニー&サンズ」のホリデーティー(クリスマスティー)は、丸い赤い缶がクリスマス気分をもりあげる、ニューヨークの冬の香りがいっぱいの紅茶です。かわいいけど、どこか洗練されていて、ちょっとしたプレゼントにも最適ですね。

シトラス、アーモンド、クローブ、シナモン、オレンジピール、マリーゴールド、バニラがブレンドされた紅茶で、シナモンやクローブなどのスパイスは身体を温める効果もあり寒い季節にはぴったりです。アメリカのホリデーを再現しているフレーバーで、アメリカの人々たちにとっては、嗅ぐだけでクリスマスの温かな思い出がよみがえるとか。気になる方は、「これがニューヨークのクリスマスの香りか」と体感してみては。


ニューヨークのお店は棚一面にお茶の銘柄が並べられていて、気になるお茶をスタッフに言えば試飲もできます。300種以上の茶葉の中からお気に入りのお茶を見つけるのも楽しい時間です。静岡や鹿児島の日本茶も売っているそうです。ニューヨークに訪れる方は行ってみては。


◆KUSMI-TEA(クスミティー)

創業から140周年を迎える、フランス・パリに店を構える紅茶専門店「KUSMI-TEA(クスミティー)」。創始者パヴェル・ミハイロヴィッチ・クスミチョフ(1840-1908)が、1867年にロシアのサンクトペテルブルクにて創業。ロシア革命などを経て、フランスのパリで開業された、ロシア生まれのフランス育ちの紅茶専門店です。ここ最近日本でも、そのパッケージのかわいらしさや、フレーバーティーで人気があります。「香りを楽しむ紅茶」として、多くのフランス人が愛飲しているとか。

「KUSMI-TEA(クスミティー)」でも「ロアマージュ(クリスマスティー)(ROIS MAGES(X'MAS TEA))」が発売されました。クリスマス限定のお茶で、オレンジとアーモンド、ローズ、バニラ、スパイスなどをブレンドしたフレーバーティーです。フランスのお茶屋さんだけあって、クリスマスからの赤とシルバーの洗練されたデザイン。まさにクリスマスシーズンにぴったりですね。25g缶と125g缶、ティーパック(20個入)があり、日本ではDEAN & DELUCAでも販売されています。


◆マリアージュフレール

マリアージュフレールのクリスマスコレクション「フレンチ ノエル」は、クリスマスケーキとクリスマスプディング、ノエルティーの全3種。

各ブレンドの香りは次の通り。カラメル、フルーツコンフィ、バニラのクリスマスケーキの芳醇な香りの「クリスマスケーキ」。ブラウンシュガー、シナモン、ナツメグに、レーズンやオレンジピール、砂糖漬けチェリー、クラッシュアーモンド、アップル、そしてバニラが一体となった香りの「クリスマスプディング」。オレンジピールとブルボンバニラの甘い香りが象徴的なマリアージュフレールの伝統の紅茶の「ノエルティー」。「ノエルティー」は30周年を記念したクリスマス限定の特別な装丁だとか。


◆BASILUR TEA(バシラーティー)

スリランカの紅茶メーカー「バシラーティー」。クリスマスティーは、本の形になっているかわいいパッケージです。
BASILUR TEAのTEA BOOKの缶はティーバッグ5袋入り。赤い缶がベリー系のフレーバー、青い缶がブルーマロウやハーブの入ったフレーバーです。


◆ルピシア

多種多様な品揃えのルピシアのクリスマスティーを、毎年楽しみにしている方も多いのでは。
今年のルピシアのクリスマスは、ステンドグラスがテーマ。赤や青、緑の硝子に光が透過し、色とりどりの世界を作るステンドグラスをイメージ。

クリスマスティーは全5種類。
「キャロル」:クリスマスケーキを思わせるようなストロベリーとバニラの香り。
「ジングルベル」:葡萄の風味がいきたフルーティなスパークリングワインの香り。
「ホワイトクリスマス」:クリスマスの焼き菓子をイメージしたホワイトチョコレートとナッツの香り。
「ティーブレイク」:りんごやオレンジのホットフルーツティにも最適な、ニルギリ紅茶ベースのブレンドティ。
「カシュカシュ」:商品名の「カシュカシュ」はフランス語で「かくれんぼ」。フルーツの香りが見え隠れするキュートな紅茶。

金色のトパーズの缶にクリスマスソングのモチーフが描かれたラベルが施された特別なパッケージです。単品はもちろん、豪華な5種缶セットや、気軽にプレゼントできるティーバック6個入りのセットまでと、多様なニーズにあわせたセットがあるのもさすがルピシアです。


◆カレルチャペック紅茶店

チェコ作家の名前が店名のkarelcapek(カレルチャペック)でも、クリスマスティーがこの時期売り出されます。

かわいいイラストで人気のあるカレルチャペックですが、クリスマスティーも赤が基調のかわいいイラストのパッケージです。気軽なプレゼントにも最適です。

クリスマス限定紅茶は、メリークリスマスティー、ホリーミルクティーの2種。白いパッケージのメリークリスマスティーは、ドライフルーツぎっしりの英国伝統クリスマスプディングをイメージ。アップルとレーズンの香りにシナモンをプラス。赤いパッケージのホリーミルクティーは、できたてほくほくのビスケットフレーバー。バニラとビスケットの香りがするホーリーミルクティはおいしそうです。


◆KALDI(カルディ)

カルディのクリスマスティーはとってもかわいらしいデザインです。コップのふちこさんのように、カップのはしに腕がかかるタイプです。サンタさんやスノーマン、トナカイがカップに乗っているところをみていると、せわしない師走でも心が安らぎますね。


さて、いかがでしたか。他にも、紅茶の国イギリスのフォートナム&メイソンやウェッジウッド、英国トワイニング、AHMAD TEA(アーマッドティー)はもちろん、フランスの老舗紅茶メーカーのダマン・フレール、シンガポールのお茶ブランド・TWGなどの海外の紅茶メーカーでも期間限定のChristmas TeasやHoliday Teasがだされていて、どれにしようか迷ってしまうほどです。

いつもはダージリンやアールグレイしか飲まないという方も、この時期限定のクリスマスティーを味わってみてはいかがですか?スパイスで温まりますよ。


まだ今年買ってないな、という方は、コラムを参考にお気に入りのクリスマスティーを見つけてください。


(satomin@日本茶インストラクター)