眠れない人が増える夏。暑さだけではなく生活習慣にも原因があるかもしれません。
夏は寝つけない、眠れない、途中で起きてしまうなどの不眠になりがち。暑さだけでなく夏の生活習慣にも注意。

眠れない、寝付けない、寝ても途中で起きてしまうなどの不眠症は現代人に増えています。人間関係や仕事、パソコンやスマホなどさまざまなストレスが、交感神経を刺激してカラダや脳を興奮させることや自律神経を乱れることが原因です。熱帯夜ともなると、さらに眠れない人が増加。実は暑さだけでなく、夏の暮らしでやりがちなことも、交感神経を刺激し、自律神経を乱す場合があるので注意が必要です。

交感神経を緊張させる代表的な要因は下記の通りです。

●ストレス
●カフェインなどの覚醒物質・香辛料などの刺激物
●寝る前の刺激
●生活リズムの乱れ
●エアコンによる外気温と室内温の極端な差
●冷たいものの摂り過ぎ


夏の暮らしに潜む“交感神経刺激要因”

この6つは季節に関係なく不眠の原因になりますが、夏は特に気をつけたいもの。
例えば、暑いからとカフェイン入りの清涼飲料水をガブ飲みしたり、カレーやエスニック料理など香辛料を多く使った料理を多くとったりする機会も夏には増えます。また、日中は暑いからと、夕方涼しくなってからの活動が活発になったり、お祭り、野外フェスティバル、花火など、夜に行われるイベントに参加する人も多いでしょう。夏休みはつい、夜更かしに朝寝坊で、生活リズムが乱れがちに。また、エアコンで極端に室温を冷やすと暑い外気温とのギャップが刺激になり自律神経が乱れます。冷たいものの摂り過ぎで胃腸機能が低下すると、副交感神経が弱って不眠に。

不眠にならないために始めたい夏の新習慣

眠れない、眠りが浅い、睡眠時間が短いといった日が続くと、疲れが十分に回復せず、日中の暑さともあいまって、夏バテになってしまいます。ぐっすり眠って夏を乗り切るために、下記のような交感神経の緊張を緩和する習慣を始めましょう。

●ぬるめのお風呂にゆっくりつかる
夏はシャワーですませてしまうという人も多いもの。でも、特に寝る前の熱いシャワーは交感神経をより刺激して、寝つきを悪くしてしまいます。40℃未満のお風呂にゆっくりつかることで交感神経の緊張がおさえられ、胃腸をゆっくり温めることで副交感神経の働きが高まるので、ぬるめのお風呂を習慣にしましょう。寝る1時間以上前に入ることもポイントです。

●スパイシーな食事は昼食でとる
香辛料には交感神経を刺激する作用があり、夜の激辛フードは安眠を妨げるモト。昼食までに楽しみましょう。

●アルコールやカフェイン入り飲料は寝る3時間前までに
お風呂上がりのビールがおいしい季節ですが、できればアルコールは寝る3時間前までに。アルコールは寝つきが良くなるものの、代謝されてできるアセトアルデヒドには覚醒作用があり、睡眠の質を低下させます。コーヒーや紅茶、緑茶、コーラなどカフェイン入りのドリンクも寝る3時間前までに。

●冷たい飲料ばかりのまない
胃腸を弱らせないことが自律神経を乱さないポイント。胃腸を冷やす冷たい飲料ばかりでなく常温や温かいものも摂りましょう。

●夜が遅い日も朝はしっかり起きる
就寝時間にメラトニンをしっかり分泌させることが安眠のコツ。そのためには夜更かししても翌朝はしっかりと起き、朝はカーテンを開けて明るい太陽の光を入れることが大切です。

【参考】
『「美女のステージ」に立ち続けたければ、その思い込みを捨てなさい』(光文社)