12歳から50歳とすると、約480回も経験するのが生理。いったいどういうしくみで生理が起こるのか、あらためておさらいしてみましょう。

2種類の女性ホルモンで生理は起こる

初潮の平均年齢は12歳。生理不順になりがちな10代の思春期を経て、20代から40代前半の性成熟期には、毎月排卵があり、月経がきます。この時期は、ホルモン分泌も安定しているので、一定の周期で月経が起こるのが健康な状態です。

月経は、エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンの影響をうけておこります。エストロゲンは子宮内膜を厚くさせる女性ホルモン。肌や髪のハリをキープするほか、骨を強くする、乳房を豊かにする働きもあります。もう一方の、プロゲストテロンは排卵後、排卵後に子宮内膜をふかふかにするなど、妊娠や出産に関わる働きをします。

エストロゲンは排卵日をピークに増加するため、月経後から排卵日までは、肌や髪もつやつや、気持ちも安定しています。排卵後、プロゲステロンは増加すると同時に、エストロゲンは低下。肌荒れやイライラしやすいといった症状が起こるのはこのためです。

●生理周期とホルモン分泌


●生理で不快な症状が起こるしくみ


 

生理周期は4つの時期で成り立っている

生理周期は約4週間、短い人で25日間、長い人で38日間を1サイクルとしており、下記の4つの時期を繰り返します。

○増殖期(卵胞期)
卵巣で卵子の元「原始卵胞」が成熟し始める。女性ホルモンのエストロゲンが分泌され、子宮内膜が少しずつ厚くなる。

○排卵
エストロゲンの分泌がピークに達すると、脳からの指令で卵胞から卵子が排出され、排卵が起こる。

○分泌期(黄体期)
排卵を終えた卵胞は黄体に変化し、プロゲステロンを分泌。その働きで子宮内膜はふかふかの状態になっていく。

○月経期
妊娠していない場合、女性ホルモンのプロゲステロンが低下。それをきかっけに子宮内膜がはがれ落ち、月経として排出される。この時、プロスタグランジンという物質が、子宮の筋肉を収縮。なかにたまったものを押し出すためで、この痛みが月経痛。

たくさん子供を産んだ昔の女性と比べると、今の女性の月経回数は約9倍にもなるのだそう。そのため、卵巣や子宮は休みなく働き、酷使されています。月経トラブルや、女性ホルモンの乱れが原因の不調や病気が増えているのもこのためだとか。
病気やつらい不調になってから慌てないように、日頃から気軽に相談できるかかりつけの婦人科医を持っておくことも大切です。

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