治療の選択肢が増えてきた、子宮筋腫。自分の症状や生活スタイルにあった治療法の選び方をご紹介します。

自然治癒はせず、完治には手術が必要

子宮筋腫の治療を受ける年代は30〜40代が一番多く、この年代の女性は仕事も忙しく、妊娠する可能性も。社会的にも家庭でも必要とされている世代です。治療法を選ぶ場合には、常にその後の生活をどうしたいかをしっかり考える必要があります。

また、子宮筋腫を持っているからといって、全員が治療を必要とするわけではありません。基本的に、子宮筋腫は命を左右する病気ではないため、子宮筋腫が原因で、生理痛がひどい、貧血でつらいといった生活に支障が出ている場合、また妊娠したいといったときには治療が必要になります。

広尾メディカルクリニック院長の斉藤敏祐先生は「筋腫は様子を見ているうちに治ることはなく、大きくなれば症状が出てくる病気です。閉経後は心配ないと思っているかもしれませんが、80歳になってから手術された方もいるのです」と話します。完治させるには、手術が必要なのです。

ただ、治療を選ぶ場合には、子宮筋腫があるから取るというのではなく、自分の症状と、治療法のリスクを考慮する必要があります。斎藤先生の治療方針は、可能な限り子宮を残すこと。子宮は女性だけに備わった臓器ですが、子供を産むためだけにあるわけではなりません。なくなればそれなりの弊害がでてくるのです。

受け身ではなく、医師に積極的に質問を

子宮筋腫の治療法は大きく分けて2つ。薬を使って今出ている症状を緩和したり、子宮筋腫を小さくする対症療法と、手術です。手術には子宮を残す方法と、全摘する方法があります。

病院施設や医師によって費用や治療方針が変わってくるので、セカンドオピニオンを利用するなどして、積極的に情報を集めましょう。

そのとき、医師の指示に従うだけではなく「どうしてその治療が必要なのか?」「ほかの方法はあるのか?」など、質問をしましょう。そして、大きな手術の後が残るのは、女性的には大きな問題。体への負担を大きくするだけでなく、精神的にも大きなダメージを受ける可能性があります。納得いくまで医師と相談して、最適な治療法を選びましょう。

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