ここ数年の間に、たびたびハリウッド女優の“アンジー”ことアンジェリーナ・ジョリーの激痩せが話題になってきましたが、このほどイギリスの政治家との会食のために外出した彼女を激写した写真が、またファンに衝撃を与え、彼女が受けた乳腺・卵巣・卵管切除手術が影響しているのではないか? と心配の声が広がっています。彼女が手術を受けた事を公表した時は、世界的に報道されて大きなインパクトを与え、“アンジェリーナ効果(The Angelina Effect)”とも呼ばれて物議を醸しました。

やはり女優であった母親マルシェリーニ・ベルトランが卵巣がんと乳がんの闘病の末なくなったことに影響を受け、遺伝子検査を受けたと言われるアンジー。そんなアンジーの最近の情報と、美人すぎる母親の在りし日の写真、ブラット・ピットの間に生まれた“イケメンすぎる娘”シャイロについて、チェックしてみたいと思います。



■あまりに細い手足に心配の声続出……

薄いグレーのショールで肌を隠し、シックなワンピース姿のアンジー。あいかわらずスタイリッシュで美しいものの頬は痩け、顔色は青白く病的な印象で、世界中から心配されています。 ■ この記事の完全版(全画像・動画付き)を見る


一部報道では、体重が30kg代前半とも言われており、169cmという身長を考えると、若いモデルであれば華奢ですむ話かもしれませんが、40歳を迎えたアンジーの年齢ではあまりに不健康で、体調は大丈夫だろうかとファンならずとも気になってしまいます。

■健康な乳房と、両側の卵巣・卵管を切除した理由

アンジーといえば、2013年5月、遺伝子検査の結果、遺伝的に乳がんを発症するリスクが高いことが分かったため、予防的乳腺切除手術をした上で、乳房再建手術を受けており、さらに2015年3月には、卵巣がん予防にと両側の卵巣・卵管を切除する手術も受けたと報じられました。

彼女は、細胞のがん化を防ぐ働きをするがん抑制遺伝子“BRCA1”に異常があり、87%の確率で乳がんに、50%の確率で卵巣がんになると診断され、その後、予防的乳腺切除手術を受けたことで乳がんになる確率は87%から5%に低下したと報道されています。

■実際に発病して亡くなった近親者の影響?

アンジーの母親で女優のマルシェリーニ・ベルトランさんは、49歳で卵巣がんと診断、さらに乳がんも発症し、2007年に56歳の若さで亡くなっています。そのショックもあってか、アンジーは手術後に「これで、私の子供たちは“ママは卵巣がんで死んだ”と言わなくて済むようになった」と、ニューヨークタイムズで語っています。

アンジーの近親者では、マルシェリーニさんの他にも、母方の祖母が卵巣がんで、叔母も乳がんが原因でなくなっているとのことで、アンジー自身も卵巣に初期のがんの兆候が見つかり、卵巣・卵管切除手術に踏み切ったとのこと。未来のがんを予防するためとはいえ、現在は健康な乳房や、卵巣・卵管の切除は、妙齢の女性として身体的に負担が大きいことは想像に難くありません。

■美しすぎる母・マルシェリーニと、双子のような娘・アンジェリーナ

アンジーが手術を決断した大きな理由として、「母を亡くした時のあの悲しみを、愛するわが子には経験させたくない」という発言が有名です。

下記Twitterの写真中央に写っている、アンジーの母親、故・マルシェリーニさんは、さほど成功した女優ではありませんでしたが、スーパースターのアンジーに負けず劣らず美しいですね。写真のとおり若い頃ワイルドだったアンジーも対し、マルシェリーニさんはどこかオードリー・ヘプバーンを思わせるような華奢で妖精のような美女で、雰囲気は異なるものの、顔立ちは非常によく似ています。(画像は元記事参照) アンジーの実の父親は俳優のジョン・ボイドで、マルシェリーニさんとは離婚しています。マルシェリーニさんの若い頃の貴重な動画も残されています。冒頭のカラー映像のグレーがかった青い瞳が印象的ですね。(動画は元記事参照)

■不倫略奪から始まった恋につきまとう影

最近では、パートナーのハリウッド俳優、ブラッド・ピットとの不仲説も囁かれており、アンジーがピットと映画で共演したフランス人女優マリオン・コティヤールとの仲を疑い、嫉妬して精神不安定になっているという報道もありました。

アンジー自身、ピットとは、米国のドラマ『フレンズ』のレイチェル役で有名な前妻ジェニファー・アニストンから略奪する形で交際を始めています。自身が不倫から略奪婚に至った過去を持つだけに、健康不安がある今、複雑な思いを抱えて余計にナーバスになっているのかもしれません。

■肉感的でワイルド、かつセンシティブで過激な内面を持つ女優

日本では肉感的でワイルドな印象が強いアンジーですが、精神病棟を患者の視点で赤裸々に描いた出世作映画『17歳のカルテ』での演技には鬼気迫るものがあり、主演の美女ウィノナ・ライダーが霞むほどでした。若い頃は自傷癖や拒食症も報道され、センシティブでかつ過激な内面を感じさせる女優でもありました。“激痩せ”と報道されている写真も、確かに骨ばった手足は心配ですが、人間離れした蝋人形のような美しさは健在です。

子供達とともに長生きをするために手術を選んだアンジェリーナ・ジョリー。その決断がどう転ぶのかは、まだ世界中の誰にも分かりません。最近では、養子ではなくアンジーとマシェリーヌの血を引く実娘・シャイロの、美しくボーイッシュな容姿も話題になっています。(画像は元記事参照)

乳腺・卵巣・卵管切除手術を受けたことで、彼女自身は、遺伝子の呪縛から逃れられたのでしょうか? それでも、実子が存在する以上、その美貌も病気へのリスクも、清濁併せて遺伝子の中に脈々と受け継がれることを実感せざる得ないシャイロの美しい容姿。祖母や母の魅力を全細胞に受け継ぎ、父親の美貌もあいまってい、これからまさに輝こうとしている生命力の塊のような愛くるしい姿です。

“美しい”という、異性を惹きつけ「この人との間に子を残したい」と思わせる特徴を持つ人物の遺伝子に、同時に病魔が潜んでいるとは、生物としての不思議な矛盾にすら感じてしまいます。願わくば、アンジーが健康を回復し、適切な処置を受ければ遺伝的な病気に打ち勝つことを身をもって証明して、遺伝子に対する恐れの連鎖を断ち切る姿を子供達に見せつけて欲しいと思います。そのあかつきには、女優としても、手術や激痩せなど、壮絶な体験を経て深みを増した演技を見せてくれることを期待してしまいます。

【参考】 ※ 「Mail Online」 - dailymail.co.uk

※ Marcheline Bertrand - IMDb

(星野小春)