「ウチのニオイ」には慣れてしまうので気づきにくい

「家のニオイの原因はひとつだけではありません。タバコ、ペット、調理臭など、家に染みついたニオイが混じり合ったものです」と言うのは、臭気対策アドバイザーの岩橋尊嗣さん。
「よそのお宅に行った時には、独特のニオイがするなと敏感に感じるでしょう。でも、ウチのニオイには慣れてしまっているので気づきにくいのです」
人間の嗅神経細胞には、同じニオイを嗅ぎ続けると、そのニオイを感じさせなくなる働きがあります。そのため、少々のニオイなら、通常5~10分ぐらい嗅ぎ続けると、ほとんど気にならなくなってしまうのだそうです。

心身に影響する前に、こまめに気を配って

でも、嗅覚の慣れにも限界があり、「イヤだな」「臭いな」と思うニオイをずっと嗅ぎ続けていると、自律神経に影響をきたすことも。
「神経質になりすぎてもいけませんが、心身の健康のためにもウチの中のニオイに気を配りましょう。まずはニオイの原因を見極めること。ニオイの原因さえハッキリすれば、解消する方法は必ず見つかります」

【キッチン編】生ごみ&排水口のバクテリアや細菌の繁殖を防ぐ

キッチンの主なニオイの代表は「生ごみ」「排水口」。いずれもバクテリアや細菌によるものです。バクテリアや細菌は水分がないと繁殖できないので、生ごみは新聞紙に包むなどして水分をしっかり取り去りましょう。また、バクテリアは30~40℃が繁殖に最適な温度なので、調理が終わったら排水口に熱湯をかけて殺菌したり、氷を入れて冷やすことで菌の繁殖が抑えられます。

【トイレ・お風呂編】尿と石けんカスの飛び散りをしっかり取る

トイレのニオイのほとんどは、便器や床、壁に飛び散った尿のアンモニア臭。エタノールでしっかり拭き取れば殺菌にもなります。また、便は酸性のニオイ物質を持つので、アルカリ性の重曹を便器にふりかければニオイが抑えられます。
お風呂のニオイは排水口や壁への石けんカスの飛び散りが主な原因。石けんカスは毛髪やアカなどとともにバクテリアの好物です。おフロの後は冷水のシャワーで壁や床面をきれいに流し、できるだけしっかり換気しましょう。

【下駄箱編】 まずは靴のニオイを徹底的に消臭

靴にしみこんだ足のニオイ物質が、下駄箱にこもってしまいがち。一度履いた靴は、すぐに下駄箱にしまわずに。エタノールをスプレーして1日以上外に出しておいてからしまいましょう。それでもニオイが取れないなら、重曹を下駄箱に。重曹はアルカリ性なので、酸性である足のニオイ物質を中和してくれます。