いよいよ妊娠8ヵ月。自由に動ける今のうちにと、仕事をこなし、友達に会い、保育園を見学し、さらには引っ越しを念頭に物件探し、とアクティブな日々。楽しくて調子に乗りついつい2次会まで参加するのはいいけれど、翌日疲れ果てて起き上がれないようではダメですね。「頑張らないことを頑張る」を肝に命じなくては……汗。

エコー外来で全身チェック

さて、8ヵ月初めに「エコー外来」がありました。いつもの妊婦検診でもエコーを使いますが、今回は特にエコー専門の先生が、時間をかけて赤ちゃんの全身を確認するとのこと。発育や形態の異常が見つかることもあるといい、ちょっと緊張です。

診てくれるのは、「愛想はないけど、腕は確かだから」と担当M先生お墨付きの職人気質の?男の先生。「頭と心臓、特に変なところないですね。胃、腎臓、膀胱、普通です。目に水晶体ありますね」……といった具合に、淡々と体の隅々までチェック。「うん、足も指先までちゃんとありますね、手も指が5本あって握ったりできますね」とのこと。うーん、良かったけど、逆に無いこともあるのかとちょっとフクザツ。

30分ほどかけてじっくりと見た結果、「姿勢によって見えないときもあるので、あくまでも今日見えた限りですが…」という前置きつきで「問題なし」の診断をいただき、ホッとひと安心でした。

出生前診断をどう考える?

ちなみに、高齢出産のリスクといえば妊娠のしにくさ、流産率の高さ、妊娠高血圧症候群などさまざまですが、やはり「胎児に異常がないか」は誰もが気になるところでしょう。

妊娠初期の頃、無知な私はメディアで見た「出生前診断」の断片的な知識から、特に40歳以上の高齢妊婦は何らかの検査を受けるものと漠然と思っていました。しかし、M先生からはその話は一向に出ません。

そこで私のほうから聞いてみたところ、まずその病院では特別な検査はやっていないこと。例えば2013年から始まった「新型出生前診断(NIPT)」。妊婦の血液から赤ちゃんのダウン症などの染色体異常の可能性がわかりますが、都内で受診可能なのは10病院程度で検査費は20万円前後。行きたい病院を自分で探した上で、かかりつけ医からの予約が必要。「ダウン症といっても、いろんなケースがあるから…」と、M先生は検査に消極的な様子です。検査可能なのは、妊娠22週まで。次回までに私のほうで考えてくることになりました。

難しすぎる選択

検査可能な病院はネットですぐに探せました。しかし、結局は非確定検査のため、もし陽性が出たら検査自体に流産リスクを伴う「羊水検査」を受ける必要があること。そして、もし確定検査でも陽性が出てしまったら……。そう考えたとき、それらの決断はあまりに難しすぎてできないと思いました。夫と相談し、結局どの検査も受けないことに決めました。

新型出生前診断は十分に議論されないままに始まったため、医療の現場も混乱しているといいます。検査希望者には「遺伝カウンセリング」の受診が義務づけられていますが、「障害がある子供を産んだ場合にどんなサポートが受けられるのか、生活はどうなるのか」という、親が一番知りたい情報がなかなか得られない状況だそう。これらをめぐる日本の現状については、『出生前診断 出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』(河合蘭著、朝日新書)がとても参考になるので、興味がある方はご一読をおすすめします。

(フリーライター:五十嵐なな)

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