アルコール好きの男性にしか関係ないと思っていた肝臓の病気が、最近、女性にも増加中。記憶に新しいのが、肝内胆管がんを患った川島なお美さんの訃報です。ワイン好きとして知られていましたが、なんとお酒を飲まない女性にも肝臓のケアが必須なんです。

30〜40代の3人に1人が脂肪肝。その1割が肝硬変やがんに

栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅先生によると、30〜40代女性の3人に1人が「脂肪肝」なのだそう。「脂肪肝」とは肝臓に脂肪が蓄積して脂肪だらけになった状態で、中の血液もドロドロ、うち1割が肝硬変やがんに進行する状態です。

「お酒を飲まなくても、糖質を摂り過ぎていると脂肪肝に。糖をたくさんとってインスリンが出過ぎると、余った糖が脂肪に変わり肝臓へ。砂糖やでんぷん、果物などが糖質ですが、中でも単糖類の果物は、食べたらすぐ肝臓に運ばれ、脂肪になりやすいんです」と栗原先生。

また、ヤセてきれいになったのに、「ダイエット脂肪肝」になってしまうことが! 
「肝臓は脂肪が3〜4%蓄積されているのが理想の状態。脂肪が3%以下になると、移動しやすい手足の脂肪が肝臓に集まり、脂肪がついてしまいます。食べないで急激に体重を落とすダイエットは危険なのでやめましょう。ただ、少し運動すれば肝臓の脂肪はすぐ落ちますよ」

そのほか、手足が冷えやすい人、早食いの人、歯周病や虫歯の治療をしている人、顔色が良くないと言われる人も、肝臓機能の低下に注意する必要があります。

「下腹カイロ」「首まで10分入浴」で肝臓を元気に

肝臓は胃や腸から運ばれた血液を、各臓器が使いやすい形に分解・再合成し、それをストックしながら必要な時に送り出すのがお仕事。また、体内で発生した有害物質も集まってくるため、それを解毒して体外に排出するデトックス器官でもあります。

肝臓を元気にするには、血流をよくすることがポイント。血流がよくなれば他の臓器からスムーズに血液が流れ込み、肝臓の働きを高めてくれます。
下腹や背中にカイロを貼ったり、38~39℃のお湯に首まで10分程度しっかりつかる入浴で深部体温を上げることが有効。

肝臓の衰えはさまざまな生活習慣病を誘発します。病気になる前に、日頃からいたわりましょう。

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