最近、駅や商業ビル、公共施設などの街中でAEDを目にすることが増え、実際にAEDのおかげで命が助かった人の話もよく聞きます。AEDは使い方を知らなくても、音声ガイダンスに従えば操作できるようにつくられていますが、いざというときに慌てないように操作方法を知っておくと安心です。

そもそもAEDとは?

AED(自動体外式除細動器)は、突然心臓が正常に動かなくなった人に、電極のついたパッドを胸に貼り、電気ショックを与える装置です。電気ショックを行うべきかどうかの判断は、装置についたモニターで自動的に行いますので、誤って電気ショックを与えてしまう危険性はありません。

心臓が小刻みに震えて心室細動といわれる状態に陥り、ポンプとしての役割を果たさないようになると、全身に血液が送られなくなります。そんなときAEDによって電気ショックを与えると、心臓が一度止まった後でも、再び正常な動きを始める可能性があるのです。

日本では2004年からAEDの使用を一般市民も行えるようになり、設置場所が増えています。

AEDで救われる命

2005年から2012年までの統計データで、転帰良好率といわれる予後の回復が順調な人の割合をみてみると、一般市民のAEDの使用による効果が顕著に現れています。転帰良好率は、除細動を行なわなかったケースでは2.0%なのに対して、救急隊員のみが除細動を行なったケースは15.0%、いあわせた人が除細動を行なったケースでは40.7%です。

電気ショックなどの除細動を行うまでの時間が1分遅れるごとに、7~10%生存率が低下していきますが、救急車が到着するまでの平均時間は8.5分です。急病人のそばにいる一般の市民がすぐにAEDを使うことで助かる命もあります。

AEDの使い方の流れを知っておこう

倒れている人をみつけたときに呼吸がなければ、近くにいる人と協力し、AEDを取りに行く人、救急車を呼ぶ人、胸部圧迫を行う人の役割を分担します。胸部圧迫はAEDが到着するまで行うもので、胸が沈むように両手で押して、血液を全身に送ります。人工呼吸ができれば、合わせて行いましょう。AEDが届いたら、音声ガイドに従って措置を行ない、電極パッドは救急隊員の到着までそのまま貼っておきます。

AEDの使い方や心配蘇生法は消防署で救命講習が行なわれています。適切な処置ができるように、一度講習を受けておくと安心です。

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