人の第一印象は6~7秒で決まると言われています。また、第一印象だけでなく、その後のコミュニケーションの中でも、相手のことを「感じがいい」「感じが悪い」と常に評価していて、その人への好意が増したり、印象が悪くなったりします。その分かれ目はどこにあるのでしょうか。

「期待通りになった」という思いが「感じがいい」という印象に

相手が感じのいい人かどうか、印象を判断するのは脳の役割。その脳の中でも「線条体(せんじょうたい)という部位が震えると、相手への好感が湧くんですよ」と臨床心理士の武藤清栄さん。
線条体は「期待通りになった」という思いに反応して震え、喜びの感覚を生み出します。つまり対人関係では、相手の期待にこちらが応えれば、「感じがいい人」だと思われるというわけです。

コミュニケーションにおける「期待」には、「相手をよくわかりたい」と「自分を受け入れてほしい」という2種類の期待があります。
例えば無表情で黙り込む人は、何を考えているのかわからず、相手をわかりたいという期待が裏切られるから「感じが悪い」のです。また、上から目線の人も、自分の人格が軽視され、受け入れてほしいという期待に応えてもらえないから「感じが悪い」と思うのです。

わかりやすく伝え、相手を受け入れるのがコツ

「感じがいい人」と思われるには、会話しながら自分のことをわかりやすく伝え、相手を受け入れているというサインを出すのがコツ。話す態度やテンポ、話の切り出し方など、ちょっとしたことで、相手の脳を喜ばせることができます。

1、「はきはき」または「しみじみ」話す
声が聞き取れないと、相手はイライラ。はきはき、もしくはゆっくり語りかけるように話しましょう。

2、身振りを加えて話を補足する
例えば、「ラーメンを食べた」と話す時は箸で麺をすくい上げるしぐさをするなど、動作をつけて話してみて。わかりやすさが倍増して好印象です。また、「わかった」と返事をしながら大きくうなずくのも◎。

3、自分が話したら少し間を空ける
ひっきりなしに話し続けると、相手には「私の話を聞く気がない=私を受け入れてもらえない」という思いがつのります。間を空けて、相手が話をするスキをつくりましょう。

4、口元を見つめながら、ときどき目を見る
目を見られ続けると緊張するもの。口元を見つめると目線が柔らかくなります。目線は口元に8割、目は2割がほどよい配分です。

感じがいい話し方のコツをつかんで、相手の脳の線条体を震えさせちゃいましょう。

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