新橋の台湾麺線さんに日本ではあまり見かけない台湾ドリンク「黒松沙士(くろまつさし、ヘイソンサースー)」がありました。
店長さん曰く、好き嫌いが分かれる味とのこと。さらに「ルートビアやドクターペッパーみたいなちょっとくせのある台湾のコーラです」と、説明されるほど飲む気持ちがそがれます(笑)若干の不安を覚えながらも「黒松沙士」を頼んでみることに。

そして、テーブルに置かれたのは「黒松沙士」と大きく書かれた缶とガラスのコップ。コップに注ぐと黒っぽい液体で、見た目的には普通のコーラ。

グラスを手に持って口に含むと・・・ドクターペッパー!あのなつかしの味を思い起こさせます。でも、記憶をたどるとなぜだか捻挫した時に行った「接骨院」でかいだような香りがします。…しっ、湿布!?およそ飲み物とは遠いところにある香りに脳が感知します。でも、最初うっ!と思うのですが、飲んでいくうちにクセになります。

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◆ネットでもその衝撃の味に賛否両論

この「黒松沙士」日本ではマイナーですが、台湾ではメジャーなドリンクです。台湾旅行の際に見かけた方もいるのでは。Twitterなどでもその独特な味について衝撃をうけた方のコメントがみられます。

・「サロンパスの爽やかな味。w <黒松沙士」
・「自販機にあった黒松沙士飲んでみました。味が言葉で説明しにくい味で敢えて言うなら「初めてドクぺ飲んだ感じ」。周りのメンバーにも飲んでもらったところ「熱冷シートの味」「歯磨き粉」との感想を頂きました」
・「レモンジーナの味がどうのこうの言ってる奴、黒松沙士飲んでみな。湿布の味がすることを保証するから」

土の味で話題になったレモンジーナを超えるのが「黒松沙士」です。
日本人ながらその独特な味に虜になってしまう人も続出。日本の「黒松沙士」好きの間では、台湾に行くと現地で買い込んで帰るのはお約束です。

・「いつもの帰国時3点セット。パスポート、搭乗券、黒松沙士。最後の一番大事。」


とはいえ、やはりダメという人も多く。

・「台湾コーラ(黒松沙士)は薬の味しかしなかったし1口しか飲めなかった」
・「今んとこ全員に「これ無理だわ」って言われます。美味しいのに…」


そんな好き嫌いの分かれる「黒松沙士」。意外にも飛行機の機内でも提供されています。機内食のメニューには『黒松沙士 330ml / HeySong Sarsaparilla Drink / 「黒松沙士・爽やかな炭酸飲料」』と記載があり、この説明にTwitterでは、「機内食メニューに乗ってた黒松沙士の説明 これでいいのか?w」や「爽やかなって意味が広すぎな気が…」という意見が。


◆「黒松沙士」の原料は効能豊富な薬草だった!?

爽やかな(?)炭酸飲料「黒松沙士」は台湾の大手飲料メーカー「黒松公司」が1950年に発売したもので、サルサパリラというサルトリイバラ科の植物の根から抽出されたエキスをベースにした炭酸飲料です。(wikipediaより)
サルサパリラはつる植物で約350種が全世界に分布し、主に乾燥した根・根茎が、古来より生薬・漢方薬(中国名:は土茯苓)やハーブに用いられ、その効能からリューマチや痛風、風邪、梅毒、皮膚疾患などの治療に使われていたとか。その他、強壮強化、利尿作用、解毒作用、抗炎症などその効能は多い。
「黒松沙士」以外にも、亀ゼリー(亀苓膏)に使われていたり、ヨーロッパでもサルサパリラのお菓子があるそうです。

サルサパリラのエキス入りの「黒松沙士」は、台湾ではコンビニで販売されているくらいポピュラーな飲み物です。
「黒松沙士」がメニューにある新橋の台湾麺線さんには、日本在住の台湾の方などがなつかしんで「黒松沙士」を飲みにくることもあるとか。まさにふるさとの味ですね。


◆塩味の「黒松沙士」もある!

湿布の匂いがする炭酸飲料「黒松沙士」も衝撃的ですが、なんと塩味の「黒松沙士」もあります。加糖ならぬ加塩。湿布に塩!想像できない、したくない味ですが、ネットにある塩味台湾コーラを飲んだ方のコメントによると、「黒松沙士の親戚。正直に言おう、不味かった」とのこと。他にもネットの口コミでは、味はしょっぱ甘いではなく、黒松沙士の甘さを薄めたかんじと言った感想も。。。

ちなみに、台湾では塩入りコーラは風邪に効くと言われていて、普通のコーラに塩を入れて飲むこともあるんだとか。なんともおもしろい習慣ですね。


いかがでしたか?台湾コーラ「黒松沙士」ってどんな味なんだ?と気になっている方もいるのでは。
筆者が台湾麺線さんで飲んだときには、一口目の衝撃は大きかったです。ただ、飲み続けていると慣れてきて、独特な味も許せるようになってきます。(飲み物として許せるようになってくる味はどうなんだ、という気もしなくはないですが・・・。)
「黒松沙士」は日本でも購入可能ですが、ぜひ台湾現地で飲んでみてください。


これからの季節、暑い夏が終わってすごしやすくなった台湾は観光にも最適。
10月からは台湾観光局の新CM「I LOVE(ハート) TAIWAN」(アイ・ラブ・タイワン)も放映されています。
なんとこのCMで、SMAP木村拓哉さんと、映画『ミッション:インポッシブル 2』などで知られるジョン・ウー監督の奇跡の顔合わせが実現。CMでは「マンゴーかき氷」編、「小籠包」編、「烏龍茶」編の15秒バージョン3つが放映。台湾観光協会のWebサイトでは60秒バージョンの「Special」編が見られます。(※PCからのみ動画視聴可能)

残念ながらCMの中には「黒松沙士」はでてきません(笑)
台湾を訪れた際には、マンゴーかき氷や小籠包、烏龍茶といった台湾グルメを堪能するのはもちろん、「黒松沙士」も旅の思い出に試してみては。


(いまトピ編集部 鹿乃ハル)


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