巨峰やマスカットなど、旬のぶどうがスーパーや果物店の店頭をにぎわせています。甘くておいしい上、食べやすい形状もあいまって、いつの間にかひと房夢中で食べてしまった……なんてこともあるのではないでしょうか。
ぶどうのカロリーは低く、巨峰1房でも約140kcalと、アイスクリーム1カップの約半分です。ただし、ぶどうは「ブドウ糖」を多く含むため、ダイエットしたい人は注意が必要です

夜食べると体脂肪のモトに。食べるなら朝がオススメ

ブドウ糖はぶどうの研究中にぶどうから発見され、英語でもグレープシュガー(grape sugar)と言います。その語源の通り、ぶどうには、りんごやバナナなどの果物と比べて約2倍のブドウ糖が含まれています。
果物の甘さはおもに果糖とブドウ糖で、1gあたりのカロリーは果糖もブドウ糖も同じです。ただ、果糖は血糖値を上げにくいのに対し、ブドウ糖は血糖値を上げやすく、使いきれなかったブドウ糖は中性脂肪に変えられ、脂肪細胞に蓄えられます。

同じものを食べても時間によって血糖値の上がり方が違います。昼間は上がりにくく、夜は上がりやすくなります。また、夜は寝るだけでエネルギーを使わないため、夜ぶどうを食べることは体脂肪の元を食べるようなもの。素早くエネルギーに変わるブドウ糖を必要としている朝に食べれば、脂肪になりにくく、効率的にパワーチャージができます。

夜食べたい人は、皮ごと食べられる品種を選んで

「どうしても夜食べたい、という人には、皮ごと食べるのがオススメです」と教えてくれたのは、管理栄養士の小島美和子さん。ぶどうの皮には食物繊維が多く含まれるため、皮と一緒に食べることでブドウ糖による血糖値上昇のスピードがゆるやかになり、体脂肪の合成を抑えることができるのです。

とはいえ、ぶどうの皮には独特の渋みがあり、また、マスカットなどは皮が厚いため、皮ごと食べるのは難しかったのですが、最近では皮ごと食べられるよう開発された品種もいろいろと出ています。
皮ごと食べられるぶどうの代表は、緑系なら独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所が開発した「シャインマスカット」や、岡山県で作られ別名「桃太郎ぶどう」ともいわれる「瀬戸ジャイアンツ」。黒系では長野県が開発した「ナガノパープル」が巨峰に似たルックスと味で人気を集めています。

また、コストコでは皮ごと食べられるぶどうとして、海外産の「シードレスグレープ」を、産地を変えながら1年中品ぞろえ。さらにセブンイレブンの「セブンプレミアム」からは冷凍食品の「皮まで食べられるぶどう」も発売されています。ひと粒ずつバラした状態で冷凍されているので、ついひと房食べてしまう人や、枝から外すのが面倒臭いという人にはピッタリ。

食物繊維がたっぷり摂れて、おいしい「皮ごとぶどう」。太りたくない人はおやつにぜひ活用してみては。

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