浅田真央選手が、今年の5月18日に現役続行を宣言してからおよそ6ヶ月--ついに、待ち望んだ日がやってくる!

10月3日、フィギュアスケート ジャパンオープン2015

浅田選手の復帰初戦となるこの大会。どんな演技を見せてくれるのか、国内外から注目が集まっている。9月6日に横浜で開かれた新CMの発表会で調子を聞かれ、「いつものシーズンと同じように仕上がっている」と発言した浅田選手。その言葉を証明するように、9月中旬の公開練習ではトリプルアクセルに果敢に挑戦した。

さいたまスーパーアリーナで行われるジャパンオープンは、日本、欧州、北米の3地域の団体戦形式。プロアマ混合で男女各2名ずつ、計4名がチームを組んで得点を競う。出場するのはシングルの選手のみで、FSの演技の合計点によって1〜3位を決定。1人のミスがチームの足を引っ張る可能性もあるため、ふだんの大会とは質の異なる緊張もあるようだ。

今大会は、浅田選手の復帰のほかにも見どころがたくさん!今回は、3つの見どころをご紹介しよう。


1.新旧交代、着々とレベルアップする若手スケーター

高橋大輔選手や鈴木明子選手など、これまで日本チームをけん引してきた選手が引退を表明した2013-14シーズン。昨シーズンは、10代の若手選手などフレッシュな顔ぶれが上位に並んだ。

今回、浅田選手以外に日本チームとして出場するのは、宮原知子選手、宇野昌磨選手、村上大介選手の3人。特に注目したいのは、宮原選手だ。シャイで控えめな印象のある選手だが、昨シーズンの全日本選手権で金メダルをとってから、強気な発言も飛び出すように。銀メダルに輝いた世界選手権では、目力を活かした演技が印象的だった。今大会でも日本の新エースの躍進に期待したい。

今年の3月に行われた世界ジュニアで優勝を飾った宇野選手と、13-14シーズンのNHK杯で金メダルに輝いた村上選手の成長ぶりも見逃せない。今大会で、海外のトップ選手にどこまで迫れるか。プレッシャーに負けず、今持っている実力を世界に存分に見せつけてほしい。


2.北米・欧州からの豪華な顔ぶれ

豪華な顔ぶれがそろう海外勢も、今大会の魅力の一つだ。

欧州からは、ソチ五輪金メダリストのアデリナ・ソトニコワ選手と、昨シーズンの世界選手権で金メダルに輝いたエリザベータ・トゥクタミシェワ選手が出場。トゥクタミシェワ選手は、今シーズンのFSでトリプルアクセルを2回入れているという情報もあり、仕上がり具合が気になるところ。

男子は、昨シーズンの世界選手権で羽生結弦選手を抑えて金メダルを獲得したハビエル・フェルナンデス選手と、フランスの貴公子で日本でも人気の高いブライアン・ジュベール選手が出場する。

北米からは、昨シーズンの1年間休養していたパトリック・チャン選手が出場。筆者は、パトリック・チャン選手の明快なスケーティングが大好きなので、個人的には浅田選手の復帰と同じくらいパトリック選手の復帰を楽しみにしている。

北米からはほかに、アシュリー・ワグナー選手、グレイシー・ゴールド選手、ジェレミー・アボット選手が出場。イケメン・美女ぞろいの北米勢は、リンクを華やかに彩ってくれそうだ。


3.ゲストスケーターとして荒川静香が登場!

今大会には、ゲストスケーターとして荒川静香選手が登場する。競技には参加しないが、4人の日本選手にとっては、何よりの励みになるだろう。プロに転向してから、ますます表現力に磨きがかかる荒川選手。アイスショーとは異なる雰囲気のなかで、迫力のある演技が見られることを期待したい。

ゲストスケーターとしてはもう1組、メリル・デービス&チャーリー・ホワイト選手の参加も決まっている。ソチ五輪で金メダルをとった米国のアイスダンスカップルだ。この2人はなんと、1997年以来のパートナー。日本ではシングル人気が根強いが、音楽とスケーティングの完璧な融合は、美しすぎてため息が出てしまうほど。この機会に、ぜひアイスダンスにも注目してみてほしい。

ジャパンオープンの試合開始は13時。しかし、テレビ東京系列での放送は18時30分から。つまり、演技を見る前に結果がわかってしまう可能性があるのだ。ジャパンオープンをテレビで観戦しようと思っている人は、放送開始まで情報をシャットアウトして過ごすべし!

(東谷好依 )