白いスーツに赤いバラ、ピアノを弾きながら歌い、囁く言葉は「子猫ちゃん」……。現世に実在する王子様の姿である。

「王子様系ジャニーズ」といえば、東山紀之、堂本光一を筆頭に数々のタレントの名前が挙がる。以前『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に滝沢秀明がゲスト出演したときのこと。TOKIOのメンバーは「滝沢秀明や山田涼介は王道のジャニーズだ」と口を揃えた。同じ事務所のアイドルとはいえ、さらに系統が分かれているのだ。

そんなジャニーズの王道というべき“王子様系”の先輩に続けと、若手グループの中で早くも頭角を現しているのが、Sexy Zoneの中島健人。現役大学生の王子様だ。

「シンデレラ気をつけて!!」
これは握手会で転んでしまったファンに対して中島健人が掛けた言葉。ファンの間では瞬く間にシェアされていったが、とても咄嗟の一言とは思えないセリフだ。彼の名言はネットにまとめられており、読む度に切り返しの上手さや瞬発力、王子様的語彙力に感心させられる。

王子様系ジャニーズの中でも、多くを語らないタイプもいればドSタイプと様々だが、何かと話題にのぼるのがNEWSの手越祐也とSexy Zoneの中島健人だ。


■「ゼウス」降臨に先輩も心配になる……

今年の夏に行われた堂本光一のソロコンサートでも、2人の名前が挙がり、ファンの呼び方が独特だと話していた。手越祐也や中島健人がファンのことを“子猫ちゃん”と呼ぶのに対して、堂本光一は“化け猫”と呼ぶ。同じ王子様キャラでも随分と違うようだ。

ちなみに、ファンに毒舌っぽく“化け猫”と呼ぶことに感銘を受けたNEWSの増田貴久は、堂本光一をマネてファンをそう呼んだことがあった。しかし、まだ彼のファンには耐性がなく、受け止めてもらえなかったという事件がある。ジャニーズだったら誰でも真似て使えばいいってものでもないようだ。

8月25日(火)の深夜に放送されたKinKi Kidsのラジオ『どんなもんヤ!』(文化放送/レコメン!内)でも、本人たちは不在だが話題になった。

「NEWSの手越くんはファンの呼び方をなんと『子猫ちゃん』から『エンジェルちゃん』に変えだしました。そして自分のことを王子ではなく『ゼウス』と名乗りだしました。」

ファンからの報告メールで事実を知ったKinKi Kidsの2人。堂本光一は「もう全知全能の神やと。その神に仕える天使ちゃんたち、と……。」、堂本剛も「おい、大丈夫かー?」と、驚きと心配を隠せない様子だった。 子猫ちゃんからエンジェルちゃんと呼び名が変わった理由は、王子からゼウスへと変身を遂げたから?……いずれにせよ、浮世離れした存在であることには変わりないようだ。


■あんなにバラが……同業も驚く王子様

今年のはじめに帝国劇場で行われた舞台「2015新春ジャニーズ・ワールド」でのこと。Sexy Zoneの中島健人、佐藤勝利、A.B.C-Z、ジャニーズJr.ら多数が出演した。歌にダンスはもちろん、フライングにアクロバット、殺陣etc…とジャニーズならではの演出の連続で、豪華絢爛な舞台を見ることができた。

その中に、舞台を離れて客席を通り両サイドの扉からはける演出があった。ちょうど扉の真ん前に座っていたこともあり、目の前には中島健人と佐藤勝利。小顔を間近でみることができた。

晴れやかな表情を浮かべて近場から遠くまで会場をまんべんなく見回し、公演中とはいえども演技だという現実を一ミリも感じさせない笑顔を振りまいた。小顔で長身、甘いマスクときたら気にならないわけがない。それはもう真昼の太陽を越えるくらいに眩しすぎて……。

一瞬、中島健人と目が合った気がするのだが(勘違いじゃないことを願いたい……)、一点の曇もないキラキラな瞳でこちらを見てくれて、座っているのに倒れそうになった。ハンパない笑顔!

NEWSの増田も9/1放送のラジオ『KちゃんNEWS』(文化放送)の中で、「あんなにバラが似合う人いるんだ」と、事務所の先輩ですら感心するほど。王子様の共通点には、破壊力のある笑顔もその一つと言えそうだ。

絵に描いたようなビジュアルの王子様たちだが、2人に共通するのは自らジャニーズに応募しているところ。手越は「モテたかったから」、中島も「Hey!Say!JUMPの山田涼介に憧れて」と志望理由も明確だ。導かれるようにジャニーズ入りした2人は、見事にキラキラとした王子様街道を歩んでいる。

「愛してるよ」「今日はラブラブしようね」「もう今日から付き合っちゃっていいかな?」ーーコンサートでの発言も随分と派手だが、そのセリフを発する度に会場は黄色い声援に包まれる。

(柚月裕実)