先日、国会図書館のことを耳にした。過去に日本国内で出版された書籍などの多くが保管されているという。

(国会図書館の魅力、利用方法はいまトピ編集部・大住氏の記事に詳しい
→【マンガ読み放題】日本最強の「無料」漫画喫茶、「国会図書館」を知っているか!?)

マンガも雑誌もある、ということはアイドル雑誌も見られるのではないか!?

アイドル雑誌といえば1952年8月に創刊された「明星」が代表的だ。現在も「Myojo」として出版されている伝統あるアイドル誌。中学生の時にSMAP中居正広のファンになってからというもの、教科書よりも大切に扱っていた雑誌だ。

ひょっとしたら懐かしい姿が見られるかもしれない……
というわけで、国会図書館へ行ってきた。


■番組で犬が当たる……『Myojo』1993年11月号

館内の専用端末で検索すること15分。当時、愛読していた雑誌とはいえ、何月号にどんな特集があったなどすっかり忘れているのでランダムに抽出。 雑誌一人10冊までという枠を最大限に利用した。

『Myojo』1993年11月号。表紙は長瀬加入前のTOKIOと松村邦洋、松本明子。ハッピ姿でねじりはちまきを巻いた祭りモードだ。

当時、人気だった女性アイドルグループCoCoが登場。メンバーのERIKAこと羽田惠理香は自宅を公開していた。

「クイズ番組で当たって、いただいたシーズー犬のクッキー。人なつっこいの 超愛してるんだ」

って、当時は番組の商品として生きものがもらえた時代。いまではクレームの嵐だろう……。

TOKIOの松岡と当時メンバーだった小島は、堀越学園が出場した甲子園の応援にでかけていた。一方、城島リーダーは森光子(当時73歳)と舞台で共演中。

「ファンからプレゼントされて大事に飼っていた2匹のメダカ、ヴィヴィアンとチャーリーがこの前死んじゃったんだ。ちょっと涙」

ここでも生き物がプレゼントされている。当時はアリだったんだ……。「ファンからのプレゼント」とコメントに出てくるのは、贈り甲斐があるってもの。

光GENJIは、7周年を記念して握手会を実施。7,777Km大走破キャンペーンで全国13ヶ所をまわった。ファンと共に映る写真には、うちわと並んで四角いボードもある。黒地に赤文字が主流のようで、白抜き文字もあった。

白黒ページでは、井ノ原快彦と長瀬智也が対談。銭湯での撮影でお尻が見えている二人。
「井ノ原くんの根性、欲しいな」
「長瀬、デカくなりすぎだぞ!」
大きくセリフが抜き出してある。長瀬はピアスの穴は開けないと宣言していて、なんだか初々しい。

この頃の『Myojo』は萩原聖人や西島秀俊、原田龍二ら俳優陣の写真も多かった。


■1993年12月号では、ファンの迷惑行為に困惑するKinKi Kidsの姿

相変わらずSMAPが大きく掲載されていて、付録にはSMAPのピンナップ。懐かしい! 中居は洋服集めが趣味とあるけれど、テキストには「数だけはナンバー1!センスは最悪!」と編集部のツッコミ。

KinKi Kidsの二人はまだ中学生で関西に住んでいた頃。NHK「アイドルオンステージ」終わりの二人はこんな会話をしている……
光一:「東京でTVレギュラー2本やろ、リハとか含めてやっぱ学校の方がキツイなぁ」
剛:「うん、まじに東京へ転校とか考えんとあかんな~ふたりでよく考えて、親とか先生とも相談して結論だそーよ」

二人がまだ上京を検討している頃で、東京から始発で地元へ戻り、学校へ通っていたようだ。なによりも驚いたのが、この頃からF1好きを公言している堂本光一。ブレてない。

一方、長瀬智也はお姉さんと登場。「おねえ、今日はボクがおごってやるよ!」兄弟の仲睦まじい休日デートの様子が掲載されていた。

読み物コーナーでは、『電話・ポケットベル・ファックス アイドルホットライン 大混戦体験記』と題して、通信にまつわるエピソードがまとめられていた。そこでKinkiは「2人とも電話番号変えて、静かな夜がもどってきた」としてファンからの迷惑電話についてコメントを寄せた。

堂本剛の実家に、深夜にも関わらずかかってきた電話……
ファン「剛くんいますか?」
堂本母「あんた何時だと思ってるの」
ファン「2時です。いないんですか?」
なんとも強気なファン。
堂本光一も「高校3年の姉ちゃんの名簿からモレた」と自宅の電話番号が出回ってしまい、迷惑していたよう。大変な苦労がうかがえるエピソードだ……。


■歴史が動いた!木村拓哉から堂本光一へ『Myojo』1996年2月号

「新しいヒーローが誕生! 過去3年間、連続1位だった拓哉を抑え、光一が“恋人にしたい男”のNo1に輝いたのだっ!」

“だっ!”に、当時の誌面のノリが滲む。

今号の目玉は『決定版!読者10000人が選んだ全24ジャンル「1996アイドルSUPER BEST20」』と題して人気投票を行っていた。

3年連続で1位をキープしていた木村拓哉だが、遂に堂本光一が初の1位を獲得したという歴史的な回。94年のドラマ『人間・失格』の留加、そして95年の『家なき子2』で、誓いの握手&炎のリングと立て続けに出演していたこともあり、若い女性のハートをつかんでいたようだ。ちなみに女性部門の1位はともさかりえ。

おそらく1995年の『おしゃれカンケイ』(日本テレビ系)の名場面をまとめたトピックスでは、「ちょっと待て!嫉妬の嵐編」の1位にも堂本光一。

『「スタジオのお客さんだけとするとTVの前で見てる人がかわいそーや」という光一のやさしさで実現した“視聴者全員・誓いの握手”。』

「死ぬときは一緒だ」のセリフをテレビの前で語りかけたところ、番組宛に山のようなお礼ハガキが届いたとある。この頃から堂本光一の志は高い。

他にも、あどけなさが残るジャニーズJr.時代の山下智久と小学生の錦戸亮が一緒に遊んでいる様子や、いまは所属していない小原裕貴ら人気ジャニーズJr.の姿もあって、懐かしいの一言に尽きる。


全てのバックナンバーが保管されているわけではないが、4時間ほどの滞在でも10冊全てに目を通すことが出来ず、渋々と図書館を後にした。お目当ての一つだったNEWSやKAT-TUNのジュニア時代の姿にたどり着くことができなかったので、リベンジを誓う。

中学生時代にSMAPにハマったことでスタートした我がジャニヲタ人生。熱狂的な時期もあれば茶の間の時期と様々だが、誌面をめくるとその時々の甘酸っぱい思い出も蘇ってきた。

調査報告。国会図書館はジャニヲタがジャニーズの歴史を学べる貴重な資料の宝庫だったっす!

(柚月裕実)