素肌がキレイになると話題の「肌断食」。化粧品を一切肌に塗らないのが原則ですが、UV対策はどうするの? メイクも絶対ダメ?

著書『化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた』(主婦と生活社)で、「肌断食」を推奨している白金ビューティフルエイジングクリニック院長、山口麻子先生に、気になる疑問を聞いてみました。

「肌断食」でも紫外線ケアは必要

「『肌断食』中とはいえ、シミ、シワ、たるみの原因になる紫外線に無防備で立ち向かうのは危険です。とは言え、日焼け止めにも肌を傷める化学成分がたくさん含まれています」という山口先生。

日焼け止めには、化学物質で紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変えることで肌へのダメージを防ぐ「紫外線吸収剤」を使ったものと、粒子で紫外線を反射、散乱させて日焼けを防ぐ「紫外線散乱剤」を使用した2つのタイプがあります。

「吸収剤タイプは使用感がよいのですが、化学反応を起こす過程で肌への悪影響が懸念されます。白浮きしやすい難点はあるものの、肌への負担を考えると散乱剤タイプを選ぶべきでしょう」

SPF(紫外線防御効果を示す指数)の値については、「普段使う分には20で十分」。数字が高いほど肌に負担をかけるのだそう。汗をかいても“落ちにくい”ものは夏場使用するのに魅力的ですが、「それだけ肌に残留しやすい」とのこと。肌の事を考えれば、“落ちやすさ”を基準に選ぶのが正解です。

リゾート地ではどうする?

ビーチや標高の高い山など、紫外線量が強いリゾート地では、「メラニンの量が格段に増えやすいため、SPF値が高く、落ちにくい日焼け止めを使うこともやむをえません。その場合は、夜に必ず、純石けんを使ってしっかり落とすこと」。

うっかり日焼けを防ぐためには、日焼け止めと併合して、日頃からビタミンCや抗酸化作用の高いサプリメントを内服するのも有効なのだそうです。 

15分以内なら日焼け止めは不要

紫外線には一切当たりたくない!と、サングラス、サンバイザー、マスクなどで完璧にガードしている人を見かけますが、「15分以内の外出なら、日焼け止めを塗らずに、日傘や帽子でカバーすれば大丈夫。紫外線をまったく浴びないとビタミンDが欠乏し、骨粗鬆症の原因に」。

多少の紫外線は健康にとって必要なのですね。

リキッドファンデはNG

「肌断食」のメイクはもちろんNG。でも、仕事、デート、パーティなどで、どうしてもメイクしたい場合は、「日焼け止めと同様、落ちやすく肌への負担を軽減するやり方で」と山口先生はいいます。

「一番避けたいのはファンデーション。特にリキッドファンデは界面活性剤の影響が強く、使い続けると肌を確実に悪化させます。オススメは、純石けんで洗い流せ、比較的肌に悪影響な成分が少ない『ルースパウダー』。化粧下地を塗らず、パフを使ってできるだけ薄くなでるようにつけるのがコツです」

落ちやすさを基準に選ぶ

「アイメイクのときの、こする、塗るなどの刺激によって、デリケートな目元の肌は炎症を起こし、赤黒い色素沈着やたるみの原因になる」と山口先生。

「まず、デイリー使いをやめること。専用リムーバーなどを使わずに、お湯で濡らすだけでサッと落とせるものを選びましょう。口紅やチークも、化学成分や色素を含みます。どうしても使うときは、チークはせめて肌への刺激の少ないパフでのせること。口紅はワセリンを塗ってからつけると唇の荒れを防ぐことができます」

UV対策も、メイクも、効果や使いやすさを優先するのではなく、“できるだけ肌に負担をかけない”を基準に考え、選ぶのがポイント。そもそも肌が健康であれば、多少ダメージを受けても数日で回復するそうなので、普段から健康的な生活、肌ケアを心がけ、肌ベースを整えておくことが大事ですね。

2015年6月、著書『化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた』(主婦と生活社)を出版。フェイスケアのみでなく、ヘアケア、食生活のアドバイスも詳しく掲載。

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