猛暑、酷暑と毎年暑くてしんどい夏、夏バテで食欲のないときに食べる麺類といえば「そうめん」ですが、魚がのった「そうめん」があるのをご存知ですか?

そうめんの上にどーんと置かれているのは鯖(さば)!!圧倒的な存在感です。
「鯖そうめん」は、滋賀県長浜市周辺の湖北地方に伝わる郷土料理で、「焼鯖そうめん」とも呼ばれます。湖北地方に古くからある農家に嫁いだ娘へ、忙しい農繁期に実家から「焼き鯖」を届ける「五月見舞い」という風習に由来します。また、長浜では曳山祭りの客人をもてなすハレの日の料理でもありました。

全ての鯖そうめんの画像を見るには元記事へ

もともと各家庭で食べられていた料理ですが、いまは鯖そうめんを提供するお店があり、長浜に遊びにいったら食べるのがお約束の名物料理となっています。各メディアでも紹介されていて、鯖そうめん中々あなどれません。長浜には鯖そうめんが食べられるお店は「良太郎」「翼果楼(よかろう)」「成駒屋」「みそ乃」など、いくつかあります。サバ味噌好きならチェックしたいご当地グルメです。

鯖とそうめんの意外な組み合わせですが、ネットには食べると美味しいというコメントも多く見かけます。

・「長浜に仲間たちときましたー!うきわくの焼き鯖そうめん」
・「『翼果楼』 滋賀の長浜名物、焼鯖そうめん!メディアでも取り上げられることが多い翼果楼。「よかろう」とよむ。長浜の名物である焼鯖そうめんは、めちゃくちゃ美味しい!香ばしい…」
・「今日の晩御飯は…結構前にテレビでやってた、さばそうめん。初めて食べたけど美味しかった。」
・「木下さんオススメのお店「良太郎」で、鯖そうめん!始めて食べたけど美味しい!好きです、長浜!」


鯖そうめん郷土料理だけあって、滋賀県ではスーパーにも並び、もはや定番と化しているようです。それだけ需要があるということでしょうか!?


◆意外!!「鯖そうめん」の作り方

鯖そうめんと聞くと、茹でたそうめんの上に焼き鯖をのせていると想像してしまいそうですが、じつは意外な作り方をします。

甘辛く煮た鯖をそうめんの上にのせ、その煮汁でそうめんを煮るのです!
よく食べるそうめんはゆでてから氷水や流水で冷し、別の器のめんつゆにつけて食べますが、鯖そうめんは麺に汁がからんでいます。それはそれで煮汁がそうめんにからんで美味しそうです。
そして、上にのっている鯖も半身や切り身、輪切りなどスタイル様々。画像のような頭(かしら)つきも。

秀吉公をモデルに生まれた長浜のゆるキャラ「ひでよしくん」もTwitterの公式アカウントで「鯖そうめん」をおすすめしています。ひでよしくんが鯖そうめんのお店の情報を投稿すると、「鯖そうめんは湖北のソウルフードですよね!」という鯖そうめんファンからのコメントも。


◆東京でも食べられる!?

おいしいと言われると、鯖そうめんを一度食べてみたいと思ってしまいます。長浜ではお土産として販売されています。長浜に遊びにいってその味を堪能したいところですが、東京にいる筆者にはなかなか難しいです。

東京でも食べられないのかなと思っていたところ、滋賀県のアンテナショップがあるのをネットで見つけ、早速行ってみることに。
アンテナショップ「ゆめぷらざ滋賀」は、有楽町にある東京交通会館の2階にあります。「ゆめぷらざ滋賀」の店内を探していきます。店内を何周かしましたが見当たらない。店員さんに聞いてみたところ「鯖そうめんは置いてないんです。」という言葉が。「鮒寿司(ふなずし)」「丁字麩」「赤こんにゃく」「比叡山羊羹」「朝宮茶」はあるのに、「鯖そうめん」はないという現実…。鯖そうめん、ぜひ置いてもらいたいところです。


せっかく来たので、店内に置いてあった長浜市観光振興課発行の観光紹介的な冊子をもらったところ、冊子内にも「長浜グルメ」としてビワマス、鮒寿司にはスペース的には負けますが、焼鯖そうめんもしっかり紹介されていました。「焼鯖そうめん。炊いた焼き鯖とその煮汁でそうめんを煮た、湖北特有の郷土料理。どこかなつかしい甘辛くやさしい味です。」と、説明付きで掲載。


この夏は鯖そうめんが一躍脚光を浴びるかもしれません。
滋賀・長浜までは東京から新幹線で2時間半ほどです。ぜひ食べに行ってみては。


(いまトピ編集部 鹿乃ハル)

※鯖そうめんの画像は元記事でご覧いただけます。