「なんだか元気が出ない」「なんとなく体がだるい」、そんな悩みを抱えた現代の女性たちを元気にしたい! そんな思いから「カウンセリングルーム心音(COTO)」を開設し、多くの女性の心と体の悩みに寄り添うカウンセリングを実践している臨床心理士の伊藤弘野さんが登場。「カウンセリングルームから」と題して、不安ガールの悩みに答えます。

今回は、女性ならば知っておきたい月経周期のこと。「毎月くるもの」として特に意識していない「生理」ですが、月経周期によって、女性の心や体は大きな影響を受けています。少し意識するだけでも、仕事や毎日の生活がかなり過ごしやすくなりそうです。

自分の月経周期、意識していますか?

最近は、起業して活躍する女性も多くなり、忙しい女性が増えてきたように思います。特に、20代後半から40代にかけては、活躍のピークである一方、結婚、妊娠、出産などプライベートでも何かと変化の多い時期です。頑張らなきゃと無理をして、心身ともにストレスでバランスを崩していませんか?

女性には月経周期があり、女性ホルモンの周期により体調やメンタルも影響を受けています。男性と同じようなストレスマネージメントでは、うまくいかないことが多いのは、女性ホルモン特有の波が原因かもしれません。

そこで、月経周期の特徴を知って、上手にホルモンの波を乗りこなせれば、イライラや落ち込みが少なく自分の力を発揮できるのです。

月経周期の特徴を知る

月経期:不要になった子宮内膜がはがれ落ちて、血液と一緒に排出される。デトックスする時期。無理せずリラックスしながら過ごすといいでしょう。月経痛がある時には、温めてゆっくりしたスタイルがオススメ。貧血になりやすいので、注意が必要。

卵胞期:月経直後の1週間ほどは、卵胞の発育がはじまる時期。心も体もリセットされて思い通り力が発揮しやすい時期。大事な会議やプレゼン、交渉などはこの時期に設定するといいでしょう。新しいことを始めるのも、この時期がベター。

排卵期:排卵前後の時期で一番妊娠しやすい。お肌の調子がいい時期なので、美しく見せたいときにはこの時期がベスト。

黄体期:排卵後、月経までの10日間くらい。PMS(月経前症候群)が起こりやすい時期。心と体が不安定になりやすく、色々な症状が出やすい。スケジュールはオフを中心にして、定時退社やリラクゼーションを心がけ、人とのかかわりを減らして、ゆっくりと過ごすことがオススメ。作業能率もさがり、ミスしやすいのもこの時期なので、気を付けて!

家族やパートナーとも共有を

ご家族やパートナーなど大切な人には、自分の月経周期と波を話しておくといいですね。自分一人で頑張らず、大切な人と一緒にホルモンの波を乗りこなしていけば、月経周期が嫌にならず、女性としての自分を愛して、より輝いた日々を送れるのではないでしょうか。

月経周期を味方につけて、Happy Lifeをお過ごしください。


伊藤弘野(いとう・ひろの)
月経前症候群(PMS)を研究し、 女性外来でPMSカウンセリングを行いながらカウンセリングルーム心音(COTO)を開設。保健師・臨床心理士として心と体の両面から元気になれるサポートをしたいと独自の視点で予防的カウンセリング、Happy Lifeコンサルを提供。