緑茶を日常的に飲むと病死のリスクが減るとの研究結果を、国立がん研究センターや東大が発表し、お茶の健康効果に注目が集まっていますが、お茶は飲むだけでなく、食べることもできるのをご存知ですか。春の味覚といえば、たらの芽やふきのとうなどの山菜の天ぷらがありますが、「お茶の新芽」も天ぷらにして食べられます。
「新茶の天ぷら」は、茶処ではわりとポピュラーで、この季節にしか食べられない旬の味です。

全ての画像を見るには元記事へ

日本では昔から「初物を食べると75日長生きする」といわれますが、春に芽吹いた新芽を食すと自然のパワーをいただいているようです。
筆者も昨年、春にお茶摘みをしたお茶の葉を持って帰り、自宅で天ぷらにしました。お茶の新芽は柔らかく、ほろ苦くて天ぷらにするととても美味しかったです。

天ぷらにして食べると、お茶を飲むよりもお茶の葉の成分が丸ごと摂れるので効率的です。お茶をまったく飲まないビール党の方も、春はおつまみを新茶の天ぷらに変えると良いかもしれません。


作り方はとっても簡単。

1.茶樹から新芽を摘みます。

2.お茶の葉に天ぷらの衣をつけて油で揚げます。

3.新茶の天ぷらのできあがり!


【香り】食べると、鼻から爽やかなお茶の香りがぬけます。

【食感・風味】お茶ならではの、パリパリほろにが風味です。


Twitterでも「新茶の天ぷら」を食した方々の感想がつぶやかれています。

「若い柔らかい茶葉の天ぷら。この時期だけのごちそう^^」
「もちろん、新茶の天ぷらも美味しかったですよー!」
「この時期の旬の味。新茶の天ぷら。」
「たかはらお茶街道まつり、蕎麦に新茶の天ぷらを入れて味わえる所もあります」
「新茶時期の楽しみのひとつ、茶葉の天ぷら。お茶漬けにしてもイケます。」

お蕎麦やお茶漬けにいれるとの意見も。どちらも美味しそうです。そば屋さんに「新茶の天ぷらそば」を期間限定で販売してもらいたいですね。エビと一緒にかき揚げにしてもおいしそうです。


静岡などの茶処では自分の家や知り合いのお茶の樹から摘んで、家庭でお茶の天ぷらを作ります。スーパーや直売所でも新芽や、新芽の天ぷらが並びます。
東京ではまず売っているところを見かけませんが、東京・築地市場にも静岡から新茶の葉が入荷されているので、都内でも販売しているところもあるようです。

「今朝の築地市場・政義青果、静岡より新茶の葉が入荷しました。天ぷら商材にいかがでしょうか」

とはいえ、東京などの都心では手に入りづらいので、狭山や静岡など近県の茶処でお茶摘イベントに参加して、持ち帰ったお茶の葉を天ぷらにしてみるのがよさそうです。新茶まつりなどではお茶摘み体験を実施していることも。新茶の季節に茶畑でお茶を摘むのも気持ちよいのでおすすめです。


新茶の天ぷらはお塩か、あれば抹茶塩・茶塩でいただくと、お茶のほろ苦さが楽しめます。うす塩でほろ苦い新茶の天ぷらはビールにあいます。
いまだけの旬の味をぜひ味わってみてください。


(satomin@日本茶インストラクター)