外国人によくある名前を無理やり日本の漢字に当てはめた、一般的に「奇抜な名前」とされるキラキラネームが数年前から話題になっていますが、そんなキラキラネームの真反対にあたる、おじいちゃん、おばあちゃん世代を思わせる”シワシワネーム”という言葉が日経新聞にとりあげられたことにより、ネット上で注目を集めました。確かにここ数年、若い芸能人でも、昭和・大正時代を思わせる古風な名前を目にする機会が増えているように思えます。

今回はそんなシワシワネームが独特の個性を演出する若い美女たちをご紹介したいと思います。


■ 昭和を超えて大正系、文学的なシワシワネーム美女

代表的なシワシワネームの若手女優と言えば、ホリプロ所属の大野いと。和風美人顔にすらりとしたモデル体型が凛々しい19歳です。ファッションモデルだけにとどまらず、NHK連続小説『あまちゃん』を始め、映画・ドラマなどで活躍中で、ヒロインを勤める映画『天の茶助』はベルリン国際映画祭コンペティション部門上映が決定しています。

大野いと、は本名とのことで、実姉の名前は「縫(ぬい)」と言われています。平成生まれには珍しい古風な名前を持つ姉妹として、幼少時から個性が際立ちそうですね。

もう1人、大正ロマン的本名を持つ若手女優といえば、ユマニテ所属の門脇麦(かどわきむぎ)。2013年に放映された東京ガスのCM『ガスの仮面 MASK OF GAS』シリーズでバレリーナ役で注目された22歳で、最近では 俳優、中野英雄の次男で俳優、太賀との熱愛も話題になりました。その演技力には定評があり、現在、NHK朝の連続テレビ小説『まれ』に、ヒロイン・土屋太鳳の同級生役で出演中です。

■ 名前通り素朴でかわいい、華ちゃんと花ちゃん


和顔演技派若手女優といえば、パパドゥ所属、黒木華(くろきはる)25歳。舞台役者として活躍した後、2014年に『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。岩井俊二に「文学的な香りがする」と評された一重瞼の純和風な美貌で、今日本で一番割烹着が似合う若者と言っても過言ではなさそうです。

もう1人、純和風でかわいい花ちゃんといえば、味の素 Cook DoのCMでお馴染みの研音所属の杉咲花(すぎさきはな)17歳。主にドラマなどで活躍中で、2014年には日経トレンディ主催の「2015年の顔」に選ばれました。父親は、元レベッカの初代リーダーで、ダイヤモンド☆ユカイがヴォーカルを務めた『RED WARRIORS』のギタリスト木暮”shake”武彦です。

「子」のつくシワシワネーム代表といえば、アジア・ビジネス・パートナーズ所属の小島藤子(こじまふじこ)21歳。透明感溢れるミステリアスな美貌でファッション雑誌に引っ張りダコの売れっ子モデルでありながら、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』吉田ふさ役で出演中の新人女優でもあります。

ソニー・ミュージックアーティスツ所属の20歳、園子温監督作品『ヒミズ』で、ヴェネツィア国際映画祭最優秀新人賞を受賞した押しも押されぬ若手演技派ナンバーワン女優、二階堂ふみも、昭和的で柔らかな響きの名前が印象的です。彼女の場合、現代的な容姿と古風な名前のアンバランスさもまた魅力のひとつになっています。

いかがでしたか?他にも、まるで芸者のような響きのグラビアアイドル小間千代

なども、レトロな名前とグラマラスなスタイルの対比がSEXYさを際立たせています。

キラキラネーム、DQNネームなど、源氏名のような派手な名前が流行っていると言われ始めてひさしいですが、かつてナンバーワンの座を争ったAKB出身2大女優、大島優子、前田敦子も昭和的な名前を持ち、芸能界で成功した若者の中でも、比較的落ち着いた名前を持つ美女が目立つようになってきました。松本人志が愛娘に名づけたと言われる”てら”のように、メガやギガの上位用語のようでいて”寺”のようでもあり、古風にも奇抜にも思える名前もまた個性的ですね。

日本人に馴染みやすく、芸能人のような美男・美女であれば知的で文学的な個性が加わるシワシワネーム。今後は、子供の名づけ人気ランキングなどにも徐々に食い込んでくるかもしれませんね。

(星野小春)